有名美術大学である武蔵野美術大学の日本画学科。
毎年倍率が約3.7倍で、日本画学科志望する学生にとっては狭き門です。
武蔵野美術大学は東京五美術大学の一つと言われおり、多摩美術大学・東京造形大学・日本大学芸術学部・女子美術大学と共に、「東京五美術大学連合卒業・修了制作展」を開催しています。著名人も多く輩出し、優秀な学生と切磋琢磨できる環境があります。
武蔵美日本画学科の詳しい情報については、HPよりご確認ください。
受験方法や過去作品についても、武蔵野美術大学公式HPをご覧いただくとイメージがしやすいと思います。
今年度の試験内容は、一次はポートフォリオ審査、二次は実技試験(デッサン)と集団面接(持ち込み作品必要)でした。
そして今回、この高倍率の学科に合格したKさん、おめでとうございました㊗️
高校1年生の夏期講習から、AZUMAs美術学院に通い、デッサンや静物着彩など、画力を上げるための特訓を頑張ってきました。通常授業に加え、春・夏・冬の集中講習を経て、着実に画力をつけ、その約2年という積み重ねが「合格」という結果につながったと思います。努力は必ず報われることを、あらためて感じました。
現在、受験の対策を一生懸命に行なっている学生や受験を控える学生も、更に頑張って欲しいと願います!
以下は、本人の体験談とポートフォリオの一部、および実技試験での作品を再現してもらいました。武蔵野美術大学 日本画学科を志望している皆さんは、ぜひ参考にしてみてください。
㊗️武蔵野美術大学 造形学部
日本画学科合格!
合格するためにやってよかったこと
「なぜその大学でなくてはならないのか」「大学に入って何を学び、何がしたいのか」について深く考えていたことです。私は日本画が大好きなので、古風な特色のある武蔵美の日本画学科で、日本画の技法や精神、歴史を学びたいと強く思っていました。面接では、ありきたりな志望理由ではなく、他の人と被らない自分だけの個性をアピールしました。
これから受験する後輩へのアドバイス
日本画、油画など絵画系の学科を志望したいと思っている人は、自分の作風をある程度確立しておいた方がいいです。見応えのある絵を描くには、知識と思考が必要不可欠だと思うので、じっくり考えて作品制作を進めてほしいと思います。後輩の皆さんには、絵画に限らず色々な作家の作品に触れて自分の好きなものを増やし、とことん追求してほしいと思っています。
画塾への一言
デッサンも全く未経験の状態で入りましたが、指導のおかげで基礎を固めることができました。先生は決して否定せずに良いところを褒め、改善点を的確にアドバイスしてくださいました。自分の弱点や足りないところもわかり、最初に比べてかなり表現の幅が広がりました。大学への持参作品の制作が1番大変でしたが、塾で制作に集中できる環境を与えてくださったので、とてもありがたかったです。
ポートフォリオの作品紹介
二次試験(デッサン)の模擬作品
実技試験の課題:「あなたが現在考える時代性をイメージして描きなさい」
〜制作意図〜
ルッキズム(外見重視主義)をテーマに、鏡に映る顔半分は理想の自分に見えるが、もう半分がとても醜く見えてしまう女の子を主人公として描いた。両側にいる人物は鏡越しに彼女をじっと見ている。実際には、顔が醜く見えるのも、他人から視線を感じるのも主人公の妄想であり、現代の若者の自意識過剰性を表現した作品となっている。
体験談及び作品の提供ありがとうございました。これからの活躍を期待します!グループ展や個展がある際は連絡くださいね。
AZUMAs美術学院では以下の美大受験コースがあります。気になる方はチェックしてみてくださいね。