日頃から頑張ってくれているアシスタント講師の皆さんの作品を観に、「長岡造形大学 卒業・修了研究展」へ。
NID卒業後は、各分野へと進むことになるので、本学院のアシスタント講師も卒業です。各講師から卒業作品の紹介と後輩たちへのメッセージを頂きました。



<作品紹介>
『三国志演義』に登場するエピソードのうち、故事成語になったものの成り立ちや場面を鋳金で表現。博物館に並ぶ出土品のように、『鑑賞』と『学習』を同時にできる作品を10点制作しました。
<後輩へのメッセージ>
丁度皆さんぐらいの頃やりたかった事と、入学してからやっている事は違っていますが、私はやりたい事なんて変わってしまってもいいと思います。
ただ『ここで学びたい』を一貫して、試験で自分なりに全力を出す。そして『全開』で、これまでの集大成としてやり切ってくることが一番大事です。
皆さんが同じこの東教室の仲間と切磋琢磨し、さらなる成長のためにトライしていくのを応援しています。
<学院から彼へメッセージ>
長岡造形大学合格の報告をもらってから4年。あっという間でしたね。以下の記事掲載に協力してもらい、多くの後輩たちが参考にし、長岡造形大の合格を掴んだと思います。これからも美術教育という道で、多くの学生を育ててくれることに期待します!
アズビの学生指導、本当にご苦労様でした。




<作品紹介>
私が描くその瞬間を楽しむためだけの作品です。
描いた瞬間にこそ大切な作品であって、今の私にはどうでもいいものたちなので、後で捨てます。
<後輩へのメッセージ>
頭の中のイメージとの比較による採点で自他の作品を評価してしまうこと、多いのではないでしょうか。デッサンや受験対策を頑張る方なら尚更。
絵の評価においては減点なんてしなくて良いです。激甘加点が良いです。キャンバスに紙張った時点で60点くらいあります。
絵は加点方式で楽しむこと、大事にして欲しいです。
<学院から彼へメッセージ>
いつも学生の絵を上手だねって褒める姿が印象的でした。彼の言葉に救われた学生は何人もいるでしょう。常に新しい視点から模擬問題の制作や指導方法の提案をしてくれて、こちらも刺激的でした。また夏のキャンディーの差し入れ、ありがとう!
アズビの学生指導、本当にご苦労様でした。



<作品紹介>
作品名がnomosと言って、自然の対義語として古代ギリシアで使われた言葉を命名しました。法や規律など人間の組成したものを指します。
<後輩へのメッセージ>
長岡造形大学は、横約3.5m縦約1.7mの大物も作れる環境の整った大学です!これより大きなものも過去にはたくさん作られています!ぜひ長岡の地でダイナミックな制作を!
<ひと言>
みんなの熱や才能に勇気づけられました!ありがとうございました!
<学院から彼へメッセージ>
持ち前の明るさとトーク力で、学生の感性をくすぐるような声がけ、とても良かったです!指導はもちろんのこと、学生の絵を一枚の作品として「鑑賞」し、作品の良いところや修正点を、的確に述べる姿が印象的でした。
アズビの学生指導、本当にご苦労様でした。



<作品紹介>
心地よさのイメージを暮らしの中に取り入れるため、自然の風化を感じる花器を制作しました。
<後輩へのメッセージ>
こんなにも多くの方達が美術へ興味を持ってくれていることが嬉しいです。きっと皆さんなら素敵な作品を作ることと思います。応援しています。
<学院から彼へメッセージ>
一人一人を大切にしながらの指導が印象的でした。特に油彩の自画像指導では、エスキースから着彩まで丁寧に教える姿がとても良かったです。暑い夏期講習では、冷えピタとキャンディーの差し入れをしてくれ、学生たちをよく見ていてくれることに助かりました。
アズビの学生指導、本当にご苦労様でした。
皆さんのこれからの健闘を祈ります!