今回は記念すべき第1回、 美術系職業紹介「水彩画家」編です。水彩画家になるためにはどうすれば良いか、水彩画家になるために大切な事など、水彩画家 東富有先生へインタビューを通じて、皆様に紹介いたします。インタビューアーは東有達です。

今回は貴重な時間を頂きまして、ありがとうございます。よろしくお願い致します。



こちらこそ、よろしく。



さて、早速ですがインタビューをさせてください。
なぜ水彩画家になろうと思ったのですか?
ーー東富有先生 画家になるのは、小さい頃の夢でした。小学生・中学生の頃から、透明水彩を描いてきたことが一番の理由です。


水彩画家になった経緯を教えてください。
ーー東富有先生 小さい頃からデッサン、ガッシュの練習をしていました。大学ではデザインを専攻し、卒業後はデザインの大学教授として働きました。
そして20代後半、新潟を訪れた際、新潟の自然風景が水彩画の透明感とぴったりと重なることを感じ、水彩画をメインとした個展を開きました。たしか30歳前後ぐらいでした。自分の作品としての”水彩画”を発表した時、「これから水彩画家としてやっていこう」、そんな気持ちになりました。


水彩画家になるために大切なことはなんですか?
ーー東富有先生 水彩画は現代において、新しい絵画の分野であり、新しい技法であると思います。そうであるからこそ、研究する余地があります。
私たちAZUMAs(私と子供達)は水彩画を「東洋絵画の湿画法と筆のタッチ」と「西洋絵画の色彩表現と明暗表現」の融合であると捉え、日々研究・追求しています。
そのため、水彩画家になるのであれば、各美術の分野を研究し練習することが大切であると思います。


最後に、これから水彩画家を目指す方たちに一言、お願いします。
ーー東富有先生 水彩画家に目指すためには、画力が第一です。画力が伴えば、自分の表現したいこと、したいことを実現できます。
そして、画力を上げるために一番大事なことは、”好き”という気持ちです。
この好きという気持ちは、純粋な”好き”を示しています。誰かに認めてもらうような承認欲求から来る気持ちではありません。自分の心から湧いてくるものです。なので、好きという気持ちを持ち続ける限り、努力し練習することができると思っています。
最後に、水彩画は国境がありません。地域に限定されず、全世界の”共通の言語”として、自分の考えや表現したいものを伝えることができます。水彩画家を目指す方、ぜひ頑張ってください。

